あなたと別れて1週間も少し、が過ぎました。
さっき、里親さんの知人で私のお友達でもある人から、あなたの近況が来ました。なんでも、先住の子猫の保母さんやってるんだって?
あなたの毛並みはとても綺麗で暖かいから、子猫ちゃんは、あなたをお母さんだと思って、ずっとくっついたり、一緒に寝てるんだろうね。
子猫を可愛がってる優しいあなたを思うと、とてもホっとするよ。
名前も変わったのね!
モコちゃんって言うのね。フワフワなんてのより良いじゃない。
あ、でも1つ気になったんだけど、里親さんの飼い主さんとはまだ、一線引いてるんですって?
良いんだよ。ゆっくり慣れようね。大阪と長野では、気候も大分違うし、そちらのおうちも、うちの「猫のひたいほど」から比べると大分と大きいし、賑やかだもんね。
でも、皆、あなたのことが大好きだからね。安心出来るってすぐわかるよ。
あなたを「一時預かり」として、飼い始めたきっかけ・・いまとなってはよくわからない。
あなたがいたマンションの下には他の猫もいたことがあるんだ。でも「自分の家に連れて来る」なんて、あなたが初めてだった。
最初見た時から「ひとめぼれ」っていうのかしら?ピピピって来たの。あなたは、階段に手をかけてこっちを見て、目をクルクルって動かして、とても可愛かった。1週間、ずっと祈ったよ。「どうかあの猫が誰かにもらわれていますように」でも、いつもあなたはマンションのロビーにいた。
あなたに会う少し前、なぜかわからないけど「グレイ」のものがとっても気になったんだ。今年はグレイのセーターでも着てお洒落しようかな、なんて呑気に考えてた。すると、グレイのあなたが来たじゃない!
一緒に暮らし出して、最初はあまりにも大変だったから、「早くいなくなっちゃえ」なんて思っちゃった時もあった。それに私はあんな小さなおうちに住むような生活しか出来なかったから、到底あなたを幸せにするのは無理だと思った。日中はお仕事に行かなきゃいけないし、その間はあなたは一人だし、なんかあったら、って毎日ハラハラしながらおうちに帰ってたんだ。
でもあなたは少しの悪戯をのぞけば、ちゃあんといい子で毎日待っててくれたね。ご飯もすごくたくさん食べて、遊ぶのも大好きだった。
もしかしたら、ずっと一緒に暮らせるチャンスが来たりして・・なんて思った。でもね、「いなくなっちゃえ」と一回でも思った自分を私は許せなかったし、責任を持って飼うのはむつかしいなとも思ったの。
そして、今あなたがいるおうちに里親の話が決まった。この時ほどうれしいことはなかったよ。やっぱり、あなたはラッキーガールだ!幸せになれますように会議を、あなたと寝る前毎日してよかった!ってすごく思った。
毎晩、一緒だったね。私が台所で煙草を吸って、本を読んで、二人でクリスマスナンバーを聞いて、あなたは暖房が一番当たるプリンターの上で寝そべって、私がキスすると、満足そうに口角を上げていた、そんな時間、すごく幸せだったよ。
あなたは「気」を感じる動物だから、12/30のさよならも薄々わかってたと思う。私は一瞬一瞬を生きているあなたが心底、うらやましかったの。
お互い、幸せになろう!幸せって楽チンだと思うよ。今あるここ、は私たちの為にあるんだ、って気づけば、前より幸せになるんだよ。
ありがとう、ずっとずっと、大好き、そして愛しているよ。